子ども食堂について

子ども食堂ってどんなところ?

子ども食堂は、子どもたちを中心とした地域コミュニティの場であり、地域社会で子どもたちの育ちを見守り、応援する活動として、茨城県をはじめ全国に広がっています。

 

子ども食堂は、主に市民のボランティアが主体となり、無料または低価格帯で子どもや地域の人たちに食事を提供する、地域に密着した居場所です。2012年に東京都大田区で初めて子ども食堂という名前の活動が始まったとされており、その後全国に広まっています。

子ども食堂を支援するNPO団体である全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ)などが調査した結果では、現在全国に12,601か所あることが分かっています(2025年度速報値)。

茨城県には、262か所の子ども食堂があり、県北エリアで25か所、県央エリアで73か所、鹿行エリアで19か所、県南エリアで98か所、県西エリアで47か所となっています。(2025年10月現在)県央エリアや県南エリアでは比較的箇所数が多く、広がりに地域差が見られます。

※出典:子ども食堂サポートセンターいばらき

 

子ども食堂によっては、子どもに限らず高齢者も参加でき、赤ちゃんから高齢者まで参加できる多世代交流の居場所として活動しているところもあります。

また主には一般生活者(市民)や民間のボランティア団体によって運営されており、毎日開催されているところもありますが、多くは週一回や月一回程度の開催頻度になっています。

 

 

1回あたりの平均参加人数と年齢別内訳

 

 ※こども食堂の実態・困りごと調査 2025(むすびえ)

子ども食堂の開催頻度

 

 ※こども食堂の実態・困りごと調査 2025(むすびえ)

子ども食堂の主な活動目的

 

 ※こども食堂の実態・困りごと調査 2025(むすびえ)

子ども食堂でのエピソード

 

子ども食堂は、子どもたちを中心に様々なエピソードが生まれている場です。それまで食べられなかった食材が食べられるようになったり、将来の夢が見つかったり、、。食べるだけでなく、たくさんの人とコミュニケーションを取りながら学びを経験できる場になっています。

  • 小学校中学年くらいの男の子が来てくれたことがありました。ちょうど梅干を使う料理を作っていたので和える手伝いをしてもらいました。ところが、いざ食べるときになって「梅干は嫌いだから食べない」と言います。「自分で和えたんだから食べてごらん」と促すこと数回。しぶしぶ口にするとパッと目が輝きました。あのときの顔は忘れられません。(ami seed
  • 当団体で運営する「放課後こども食堂」は平日の夕方に開催していますが、食事の提供も遊びに来た小学生の学習支援を行うのもすべて高校生がボランティアで行っています。子どもたちに勉強を教える高校生の一人は、自分自身の進路を考える時期に、「学校の先生になりたい」と教育学部を志望。教師をしながらまちづくり活動をしている私の姿を見てくれていたようで、子どもは大人の姿を見て考え、成長していくのだと実感しました。(土浦わかもののまちプロジェクト
  • ボランティアメンバーの中には、読み聞かせのプロの方や工作が得意なママさんがいるなど、得意技を持っている方がたくさんいます。活動を通して地域で眠っていた多彩な人たちと出会うことができましたし、参加者やボランティアの皆さんにとっての居場所にもなっていると思います。(鹿嶋市食育クラブわかば

詳しくは、子ども食堂でのエピソードをまとめた「子ども食堂新聞」や「子ども食堂訪問レポート」もご覧ください。

 

こうした実態も踏まえ、子ども食堂は、子どもたちを中心とした地域コミュニティの場であり、地域社会で子どもたちの育ちを見守り、応援する活動だと捉えることができます。